ハイブリッド車の先駆けとなる初代プリウスが出て早15年以上たちます。
今では、ラインナップもかなり増え、セダンだけでなく、SUVやミニバンなど、いろんなタイプでハイブリッド車が開発されてきています。
”乗り換えるなら次はハイブリッド車”とお考えのあなたに、
各タイプ別のおすすめハイブリッド車のベスト3を発表していきます。
ハイブリッド車 セダンおすすめ
おすすめ1位 新型(4代目)プリウス
オススメ理由その1 やはり燃費がすごい
ハイブリッド車の魅力は何と言っても、燃費です。その燃費面で、最強のプリウスがやはりオススメNo.1と言えるでしょう。
カタログ燃費で驚愕の40km/Lですが、実燃費でも23~25km/Lの燃費が期待できるという噂です。10年前の車ではありえないレベルの燃費ですから、技術大国日本の誇りとも言える車ですね。
オススメ理由その2 走行性能と乗り心地
Aプレミアム・A・S・Eという4つのグレードがあり、豊富なグレードから予算や重要視するポイントから選べる点もおすすめです。
最上級グレードのSグレードでは、先代30系プリウスよりもさらに乗り心地が改良され、大衆車から高級車へのイメージ転換が図られているようです。
全体として、これまでのプリウスよりも走行性能が向上していて、それにより満足度が上がってきているのが、この4代目新型プリウスの特徴です。
オススメ理由その3 リセールバリュー(再販価値)の高さ
買うときの値段も高いですが、売るときの値段も非常に高いのが、最近のハイブリッド車の特徴の一つです。
中でもプリウスは、モデルチェンジを重ねるにつれて、その耐久性にも磨きがかかり、中古車としての価値がかなり高いため、買取価格も非常に下がりにくくなってきています。
”ハイブリッドは相当長い距離を乗らないと燃費で元を取れない”と言われていますが、リセールバリューを考慮すれば、買うときの値段の差額は、上手に売れば、売るときに取り返す事ができます。
特にプリウスに限っては、よほど無警戒に売らない限り、相当いい金額で売る事も可能でしょう。
→2019年12月11日追記
モンゴルの輸入規制導入により、プリウスの輸入大国であるモンゴルの需要が冷え込んだ影響もあり、現在古いプリウス(10年落ち以前のモデル)は、中古車市場価格がかなり落ち込みました。その影響もあり、全体としてプリウスの再販価格は下落傾向があります。
また3代目から4代目へのフルモデルチェンジも大きく影響しており、以前に比べ現在は再販価値は高くありません。
ただ、他の非ハイブリッド車と比べて低いというわけでは無く、一般的な車両と同様の価格で推移しているというところが現状です。
オススメ理由その4 メインバッテリー(駆動用)の耐久性
ハイブリッド車のある意味主なデメリットである、メインバッテリーの耐久性ですが、以前当サイトで調査した結果、プリウスのメインバッテリーが驚く程に進化し、素晴らしい耐久性を備えている事が分かっています。
やはり、ハイブリッド車のパイオニアであるプリウスは、その最も懸念されているメインバッテリーにおいて、「絶対に無様な姿を見せられない」というトヨタの不退転の決意が感じられる結果となっています。
恐らく20万km以内の走行ではほとんどトラブルは見られないでしょう。
また、万が一早い段階でトラブルがあったとしても、
メーカーの保証を調べてみると
- 一般保証・・・・新車から3年間または6万km走行時点のいずれかの早い方まで
- 特別保証・・・・新車から5年間または10万km走行時点のいずれかの早い方まで
参照元:https://toyota.jp/after_service/support/guarantee/ippan/
となっておりますので、加入している保証の期間内であれば、無償で交換または修理をしてくれます。
オススメ2位 ホンダ インサイト
オススメ理由 その1 デザイン
ホンダ車といえば、やはりデザインでしょう。
4代目のプリウスのデザインはかなり攻めているので、「トヨタ車のデザインはちょっと・・・」という方にとっては、この車がおすすめです。
このインサイトが平成26年に発売中止になり、平成30年に復活した最大の理由はこれだと思います。一度は完全にプリウスにシェアを奪われたものの、プリウスが4代目にフルモデルチェンジした影響でしょうね。
ホンダ車の洗練されたデザインが再び注目を浴びるようになったといえるでしょう。
そのため、インサイトは内装にもかなりこだわって作られているようです。
気になる方は一度試乗してみるといいのではないでしょうか?
オススメ理由 その2 燃費もかなりいい
実燃費も前モデルに比べ格段に良くなっています。
型式ZE3(前モデル) | 実燃費:19.91km/L |
型式ZE4(現行モデル | 実燃費:23.57km/L |
※参照元:https://e-nenpi.com/enenpi/carname/74
ちなみに、現行プリウスの同サイトの実燃費は23.95km/L (型式ZVW50)となっていますので、プリウスと比較してもほとんど遜色のないレベルといえるでしょう。
オススメ3位 ホンダ グレイス
オススメ理由 その1 初期費用の安さ
新車の車両本体価格が、プリウスよりも50万円近く安い(最低グレードで195万円程度)。これは、インサイト同様、ホンダのハイブリッド車の特徴である。もちろん、リセールバリューはその分安くなるが、最初に払う金額が40万円も違ってくると、これは圧倒的なメリットと言わざるを得ない。
オススメ理由 その2 燃費もかなりいい
ほとんどのサイトにおいて、燃費ランキングでベスト3に入るほど、燃費がいい。ハイブリッド車のデメリットとも言える、初期費用が他のハイブリッド車にくらべて安い上、燃費もいい。
オススメ理由 その3 外観の良さ
好みの問題でもあるが、外観はかなり好評のようです。価格の割に、高級感のある見た目が良い評価を得ているようですね。
ハイブリッド車 コンパクトカーおすすめ(軽自動車を含む)
おすすめ1位 トヨタ アクア
オススメ理由その1 やはり燃費 がすごい
新型(4代目)プリウスが登場するまでは、燃費ランキングで1位を独占していた車。それだけあって、コンパクトカーの燃費ランキングではダントツの1位を誇っています。
とにかく燃費や経済性を重視する人には、最もおすすめの車です。
オススメ理由その2 やっぱりこれもリセールバリューが高い
トヨタ・コンパクトカー・ハイブリッド車 とリセールバリューが高くなるキーワードの3冠王と言える車ですので、再販価値の高さは折り紙付きと言っていいでしょう。走りまくって、燃費で元を取った上に、輸出業者に高く売ってガッポリという事ができる最高の車です。
オススメ理由その3 女性にもオススメできるハイブリッド車
コンパクトカーと言えばやはり、コンパクトなボディーが魅力です。小回りが利き、運転がしやすい事から女性のユーザーも多い。中でも多彩なカラーラインナップを持つアクアが女性にもかなりの人気がある事はもはや説明する必要はありませんね。
おすすめ第2位 ホンダ フィットハイブリッド
オススメ理由その1 ハイブリッド車最安クラスの初期費用
ハイブリッド車のネックである初期費用において、ダントツの安さが魅力です。値引きを引き出せれば、新車の乗り出し価格で170万円前後で購入も可能な車です。安いだけでもなく、機能も十分で満足度も非常に高い車です。セカンドカーとしては最強の車ではないでしょうか?
オススメ理由その2 走行性能が非常に良い
元々、走行性能の評価の高いフィットのハイブリッドなので、やはり走行性能はコンパクトカーの中ではピカイチのようですね。
安定性・加速などで、申し分のない評判となっているようです。走行性能を重視する人は、このモデルがオススメできます。
オススメ理由その3 燃費
アクアに比べれば、燃費面では劣るものの、他の非ハイブリッドのコンパクトカーに比べれば、燃費の良さは光りますね。価格が非ハイブリッド車並みである事を考えると、総合的に見て、かなりお得な選択と言えるのではないでしょうか?
おすすめ第3位 日産ノート
オススメ理由その1 走行性能
コンパクトカーハイブリッド車における最大の弱みの一つが、パワー不足ですね。
加速力不足や、上り坂に対するパワー不足など、無視できない項目の一つですが、このノートepowerに関しては、コンパクトハイブリッドの中では、抜群のパワーを発揮しています。
価格ドットコムのレビューにおいても、走行性能に関しては断トツの評価を得ているようです。
オススメ理由その2 燃費の良さ
十分な加速性能を備えているこの車ですが、だからといって燃費が悪いとハイブリッド車としては全く意味を成しません。
この点についても、ノートepowerは評価が高いと言えます。
実燃費では、2WDで21.08km/Lという調査結果があり、ハイブリッド車としての燃費でも他社のコンパクトハイブリッド車と全く引けをとりません。
ちなみに、1位のアクアも現行のモデルの実燃費は同サイトで、22.59km/Lとなっていますので、それほど大きな差はありませんね。
ハイブリッド ミニバンおすすめ
おすすめ第1位 トヨタ ヴォクシーハイブリッド
オススメ理由その1 同クラスミニバンで圧倒的な燃費
当サイトの燃費調査で2000㏄クラスミニバンでNo.1の実燃費に輝いた燃費は、やはり評判が非常にいいようですね。
オススメ理由その2 外観のカッコよさ
好みの問題かもしれませんが、兄弟車であるノアがファミリー感を強調しているのに対し、ヴォクシーは男っぽさが際立つデザインと言えるでしょう。機能としてはファミリーカーですが、男心の遊び心を忘れていないところがヴォクシーのオススメポイントと言えるでしょう。
オススメ理由その3 値引き率が高い
ディーラーや購入時期にもよると思いますが、総合的に見て、兄弟車のエスクァイアやノアに比べ値引き率が高いという評価が目立ちます。 メーカーオプションで高級車ミニバンと言われているエスクァイア並みのインテリアにして、値引きで勝負する事で、相対的に安くする事が可能な車です。
おすすめ第2位 トヨタ アルファードハイブリッド
アルファードハイブリッド
オススメ理由その1 ラグジュアリーな外観
2018年1月のマイナーチェンジにより、特に評判のいいのがこのアルファードじゃないでしょうか?同時期にマイナーチェンジした同性能のヴェルファイアに比べ、外観は圧倒的な存在感を放っていますね。
オススメ理由その2 高級ホテルのラウンジにいるような室内空間
内装もグレードによりますが、まるで高級ホテルのラウンジに座っているような、そんな空間を演出していますよね。
乗っているだけでラグジュアリーな気分になれる。そんな車である事は間違いありません。
広々としたリッチな室内空間は、運転者のみならず、同乗者に「やっぱアルファードだよね」と言わせる移動手段としての”車”というレベルを一つ超越した快適空間を提案できる唯一無二の車ではないでしょうか?
おすすめ第3位 ホンダ オデッセイハイブリッド
オススメ理由その1 万人ウケする上質の乗り心地
こちらも元祖高級ミニバンのオデッセイですが、やはりその魅力は何と言っても乗り心地でしょう。「車酔いする子どもがこの車で酔わなくなった」という声があるほど、ホンダのこだわりが見られるロングセラーの車です。少しでも気になる人は、試乗してみる事をおすすめします。
オススメ理由その2 クラストップ級の燃費
JC08モードでは、2000ccクラストップの燃費を誇っています。非ハイブリッドのオデッセイの一番の難点は燃費の悪さでした。しかし、ハイブリッドでその欠点を克服し、トヨタの同クラスのハイブリッドミニバン3兄弟に一石を投じる素晴らしモデルを用意してきました。ホンダの意地と底力を感じる車です。
オススメ理由その3 ホンダセンシングが採用されている
自動運転の未来を予感させる、衝突軽減ブレーキ等を実現したホンダセンシングが採用されている。最新技術を体感できる点では、他のモデルの一歩先を行っているハイブリッド車と言えるでしょう。
ハイブリッド SUVおすすめ
おすすめ第1位 トヨタ RAV4
オススメ理由その1 長年愛されてきたファン待望のSUVハイブリッド
理由になっていないですね(笑)。一度は生産中止になってしまったこのモデルがハイブリッド車になって復活するなんて・・・ファンにとっては涙無しには受け止められない程の喜びです。
この車の素晴らしさは、日本よりも海外でとてつもなく愛されている点ではないでしょうか?
SUVでありながら、コンパクトでありながら、スポーティで走破性があり、かつなんとなくかわいくチャーミングな外観を兼ね備えている。
言葉では説明のしづらい魅力の詰まった車です。一度ハマるとなかなか抜けられない車である事は間違いありません。
オススメ理由その2 何と言っても燃費でしょう!
あのRAV4がハイブリッドになって帰って来たんですから、なんといっても魅力は燃費でしょうね。
なんと2WDで実燃費約20km/Lという調査結果となっています!
SUVでは脅威的な燃費の良さではないでしょうか
オススメ理由その3 恐らくリセールバリューも高くなるであろう車
RAV4は言わずとしれた、海外超絶人気車両です。ましてやそのハイブリッド車、燃費がいいとなれば、リセールバリューも当然高くなることが予想されますね。
おすすめ第2位 トヨタ ハリアー
オススメ理由その1 高級車感があふれ出ている外観
日本のみならず、世界中で愛されているハリアーの魅力はなんといっても、高級感があふれ出している外観でしょう。モデルチェンジは繰り返していますが、独特の風格は1998年発売当初から変わりません。さらに、ハイブリッドのエンブレムが付くことにより、ますますプレミアム感が増し、さらなるブランド価値を生み出しています。
オススメ理由その2 ため息が出るほどの内装
ハリアーを選ばれる理由として、外観の次に出てくるのがインテリアです。同乗者からおもわずため息が出るほどの、内装はこの車のコンセプトを徹底するためのトヨタのこだわりでしょう。
オススメ理由その3 最強リセールバリューの予感
SUVとして、海外において、ハリアーは同じトヨタのRAV4とある意味でライバル関係にありました。しかし、RAV4は国内人気の低迷からか、ハイブリッドがまだ出てきていません。そういう意味で、中古車として売りに出す際、海外のSUV需要がハリアーのハイブリッドに集中する可能性もあり、非ハイブリッドでも超のつくほど人気車両であったこの車のハイブリッドは、どのぐらい人気がでるか・・・楽しみですね
おすすめ第3位 ホンダヴェゼル
おすすめ理由その1 SUVダントツの燃費
同じSUVのカテゴリーでダントツの燃費の良さがこの車の最強の魅力でしょう。弊社の調査では、実燃費がなんと18.2km/L。2位のエクストレイル・ハリアーが13.1km/Lですから、燃費面では全く比較対象になりません。
おすすめ理由その2 安い!!
車両本体価格税込み190万円台~という、SUVハイブリッドでは異例の安さもこの車が爆発的な人気を誇っている理由でしょう。ハリアーハイブリッドの最低グレードが370万円ですから、ほぼ半額という事になりますね。
オススメ理由その3 豊富な最先端機能
ホンダセンシングが採用されている事、電子制御パーキングブレーキ、スマートキーシステムなどホンダ社の最先端のテクノロジーが詰まっている、ホンダ車の顔とも言える車でしょう。
本来であれば、おすすめ1位にすべき車ですが、リコールがあり、その点に若干の不安もあり、3位としています。リコール後の生産で、リコール箇所が完全に解消されているのであれば、間違いなく一番にオススメする車ですね。
まとめ
各タイプごとに、3位までの順位を付けていますが、ここに挙げたオススメ車両は本当にどれもオススメです。あくまで私個人の価値観でのオススメですので、実際の好みにより、これ以外の車も検討してみてください。
この記事を書くにあたら、色々調べていると、本当にハイブリッド車が欲しくなります。そして、どれを買ったらいいのか本当に迷ってしまいそうですね。自分がハイブリッド車を買うときがきたら、もう一度この記事を読み返してみようとおもいます。
以上で「2016最新ハイブリッド車のタイプ別おすすめベスト3」の記事を終わります。