ハイエースバンを新車に乗り換える際、下取りに出そうとしていませんか?
もし、すでに過去にあなたがハイエースバンを下取りに出した経験があるなら、
ここから先は読まない方がいいかもしれません。
なぜなら30万円程の現金をドブに捨ててしまった可能性があるからです。
恐らく、新車への乗り換えの際に、下取りに出したハイエースは、相当に古い状態になっていると思います。
「こんなボロい車、だれも中古では乗らないだろう・・・」
そう思うあなたの感覚は、決して間違ってはいません。そう・・・日本国内においては・・・です
そして、ディーラーに下取り価格の見積もりをもらって、ディーラーの営業担当にこう言われます。
「残念ながら、この状態では中古車としての価値はありません。廃車です。つまり、金額をつけることができません。」
それを聞いたあなたは、妙に安心し、納得します。
「やっぱり、そうだよな。こんな30万kmも走った車、だれが金出して買うんだよ。」
これは日本人なら誰しもが持っている当然の感覚です。
そうして、ディーラーにほぼタダ同然のゴミ扱いで引き取られたハイエースバンが、その後どうなっているのか?
恐らく、多くの人はその行く先を知る由もないでしょう。
では、ここで次の写真をみて下さい。
これはアフリカ、ウガンダの首都のカンパラのタクシー広場を撮影した写真です。
見渡す限りの、白いバンは、全てハイエースバンです。
なぜ、地球の裏側のアフリカで、しかも、現地でも、ましてや日本でも、もうすでに、生産されていないはずの古いハイエースが、これほどまでに現役で活躍しているのでしょうか??
実は、これらのハイエースはすべて100%日本から、中古車として現地に運ばれたものなのです。
つまりは、あなたが
「もう誰も乗らないだろう・・・」とディーラーに処分を依頼したハイエースが、
1っか月以上もの間船に揺られながら、地球の裏側まで運ばれたものなのです。
「えっ??スクラップにされて、鉄くずになったんじゃないの??」
実は、ハイエースに限っては、エンジンや、トランスミッションなどの主要な部品に致命的な欠陥が無い限り、鉄くずにされることはほとんどありません。
なぜなら、ハイエースは、昔から、名実ともに、世界No.1の人気の車として、世界中で引く手あまたの名車なのです。
詳しくは、「ハイエースの買取・下取り・査定ならボロボロエースカウカウ」の記事を読んでみてください。
日本では考えられない距離ですが、20万kmや30万kmの走行距離では、海外の人からすれば、まだまだ現役バリバリの走行距離で、当然、高い価値を持った車なのです。
ちなみに、ウソみたいな話ですが、エチオピアでは、30万km走行したハイエースが300万円前後で取引されています。
詳しくは、「ハイエースを廃車するなんてとんでもない!輸出で300万円に化ける実態とは?」の記事も参考にしてください。
実は、あなたが”廃車”だと思って、0円で下取りしてもらったハイエースも、
すでに日本国内の輸出業者の手に渡る時点で、平均30万円程度の価値に跳ね上がっています。
日本人と、海外の人の感覚のギャップが生み出す悲劇とは??
0円が30万円??に??
じゃあ、一体その差額はどこに、だれが持ってちゃったの??
実は、そのほとんどは、下取りをしたディーラーが持って行っています。
私が、ハイエースを過去に下取りに出してしまった友人にこの話をすると、
「そんなんぼったくりだ!!詐欺じゃないか!!」
と激高していました。
しかし、ディーラーの肩を持つわけではありませんが、これは、詐欺でも何でもありません。ディーラーの立場に立ってみれば当然の事なのです。
何故なら、ディーラーにとって下取りは、良くも悪くも「不用品処分」という位置付けなのです。
新車を買ってもらうには、今乗っている車を引き取らざるを得ません。
もちろん、新車を購入したいあなたにとっても、古くなったハイエースはすでに”処分の対象”となります。
あなたにとっても、ディーラーにとっても、”要らないもの”なのですから、値段が付かなくて当然なのです。
では、”不用品”として引き取られたハイエースはどうなるのか??
ディーラーは、それを業者のオークションに出品します。
一般の人には、あまり知られていませんが、業者のオークションは、全国に200か所近く会場があり、
毎週20万台近くの車が、取引されています。(参照元:グーネット自動車流通)
ほとんどすべての中古車はこの業者オークションを経由して取引されているのが現状です。
そして、業者オークションには、
- 新車ディーラー(下取り車の出品)
- 中古車買取専門店(買取した車の出品)
- 中古車ディーラー(下取り車の出品と、販売車の仕入れ)
- 中古車輸出業者(輸出用の車の仕入れ)
と様々な業者が集まります。
元々は、国内での中古車の流通を促進する目的で、作られたこの業者オークションですが、20年前ぐらいから、海外からのバイヤーが参加するようになり、
今では、取引全体の1/4が輸出業者によって落札されるようにまでなっています。
中でも、ハイエースバンは、世界中から需要があり、ひとたび出品されると、どんなに古いものでも、輸出業者による取り合い合戦となるため、
ディーラーが廃車のつもりで出品したものでも、数十万円というレベルで取引されることになります。
ディーラーからすれば、
「処分するつもりで出品したのに、輸出業者がバカみたいな金額で買いやがったよ・・・」
という結果が毎回たまたま起こっているというわけなんです。
”毎回たまたま起こる・・・”というのは、明らかにディーラーの苦しい言い訳ですね。
ディーラーも、きちんと相場を読む気があれば、過去のデータから、そのハイエースがオークションでどれくらいで落札されるのか、簡単に予想できます。
もちろん、オークションの出品を担当している店長クラスの人であれば、出品する前から、おおよそどれくらいで落札されるかは頭に入っているはずです。
しかし、下取りの値段は、それに応じて高くなることは決してありません。
それには、新車を生産する国ならではの深い事情があります。
詳しくは「車の下取りで大損しないための6つの真実」という別記事をご参照ください。
いずれにしても、一見すると廃車のようなハイエースも、ディーラーではなく、
輸出業者のような、その本来の価値を知っている業者に直接売却すれば、このような悲劇は起きないはずです。
しかし、悲劇は繰り返される・・・輸出業者ほとんど買取していない現実
しかし、このような悲劇は、輸出業者がオークションに参加しだした20年前から、現在まで、変わらず続いています。
なぜなら、現実として、輸出業者は、エンドユーザーから直接車の買取をしていません。
本来、輸出業者も、オークションなど経由せず、ユーザーから直接買取をすれば、輸出業者にとっても余計な経費がかからず、安く仕入れができるはずです。
実は、輸出業者がユーザーから直接買取ができない事には、3つの大きな障壁があります。
- 輸出業者の大半は、外国人であるという障壁
- 国内買取業界は、買取専門店に牛耳られているという現実
- 海外に輸出される車は、一部の車種に限られるという現実
ここで、それぞれについて詳しく解説してみたいと思います。
輸出業者の大変が、外国人であるという障壁について
実は、多くの輸出業者が、ユーザーからの直接買取もやっています。
ハイエースユーザーには、よくある話なのですが、ワイパーのところに、見知らぬ外国人に勝手に名刺を挟まれている事があります。
外国人の輸出業者も、普段自分達がオークションで何十万円も払って買っているハイエースが、実は下取りでタダ同然で売却されている事を知っているのです。
そのため、苦肉の策ですが、ハイエースのユーザーと何とか連絡を取る手段の一つとして、ワイパーに名刺を挟むという手を打っています。
しかし、残念ながら、ハイエースユーザーからすれば、その時点で「売却したい」という意思があれば、可能性はあるかもしれませんが、なかなかそういうタイミングにあたる事はありませんし、
そもそも見知らぬ外国人の名刺が勝手に挟まれていると、
「怪しい!」と思うのが自然です。
結果として、ほとんど相手にされないのが現状です。
また、仮に連絡をとったとしても、
「値段を聞いて、びっくりして売ったけど、その後名義変更がされてなくて、自動車税を毎年払い続ける羽目になった」
というトラブルもあります。
輸出業者といえど、きちんと看板を挙げて、普段から買取しているような業者であればいいですが、ピンからキリまでありますので、どこまできっちりやっている業者なのか見極める事は非常に重要ですね。
売る方にとっても値段が高くても、リスクも非常に高いため、安易に連絡を取ると痛い目に遭う可能性がありますので、あまりおすすめもできないのが現状です。
国内買取業界は、買取専門店に牛耳られているという現実
輸出業者にとっては、手数料がかかり、他社との競合で値段が吊り上がるオークションではなく、
それらが無い、ユーザーからの直接買取は非常に魅力があります。
しかし、簡単に買取と言っても、日本国内には、それを大きく拒む障壁があります。
それが、”買取専門店”という壁です。
いくら大声で、「輸出業者が直接買取するから、高く買えるよ!!」
と言っても、一般の人は、そもそも中古車が輸出されているという現状をあまりよく知りません。
その事実を知っているのは、ほとんどの場合、車業界のプロだけです。
それらを宣伝しようと思い、ひとたび車買取業界に参入しようとすると、大手の買取専門店という壁が立ちはだかりまます。
大手の買取専門店は、知名度を上げるために、莫大な広告費を投入して、テレビCMを売って、新聞にチラシを挟み、交通量のある国道沿いにバカでかい敷地を構え、そしてバカでかい看板を構えて、
「車買取の専門」である事をアピールしています。
それをアピールすることに、莫大な経費がかかっているので、結果として高く買えなくなるのですが、そんな事は一般の人が知る由もありません。
ましてや、ハイエースのような輸出用の車の場合、こういった買取店が買い取った車は、結局のところ、オークションを経由して、輸出業者の手に渡るのですから、
どう考えても、本来高く買い取るポテンシャルを持っているのは輸出業者になります。
しかし、それを一般の人に伝えるためには、彼ら以上の宣伝費、広告費、バカでかい看板、一等地に構える敷地という莫大な経費が必要になるわけです。
もちろん、それをできるだけの資金力が輸出業者には有りません。
この後の、③の理由も多いに関係するのですが、
結果として、普通の輸出業者は、オークションに頼るしか仕入れの方法が無いというのが現状です。
なんとも、歯がゆい現状ですね。
そして、この現状に拍車をかけているのが最後の障壁です。
海外に輸出される車が一部に限られるという障壁について
輸出業者で、買取をしている業者がなかなか現れない一因として、最も大きい原因がこれです。
例えば、ハイエース一つとっても、なんでも輸出されるわけではありません。
輸出されるハイエースとそうでないハイエースの違いは、
「【プロでも知らない】ハイエースの査定額を限界レベルに高める方法とは?」
という記事を読んでいただければ幸いです。
つまり、輸出される車というのは、限られており、どんな車でも輸出業者が買い取れば高くなるわけでもないんです。
ただでさえ、つまり輸出業者の存在を伝えるためだけでも、すでに②の理由で説明したように、莫大なお金が必要なのに、
その上、輸出業者が欲しい車が一部に限られるとなると、それを伝えるのにもさらにお金が必要になります。
このようなトリプルパンチのおかげで、輸出業者がユーザーから直接買取をするというのは、現実的ではなくなるのです。
ハイエースの下取りで、30万円もの現金をドブに捨てないためにできる事とは?
ここまで、読んでいただいたあなたが、少しでも気になってくれていれば、とても嬉しいのですが、
「おまえは一体何者なのだ??」という点について、説明させていただきます。
実は、弊社は、数少ない、国内での買取に挑戦している、車の輸出業者です。
とりわけ、ハイエースの買取には力を入れています。
もし少しでも興味を持っていただけたのであれば、こちらのページを覗いてみてください。↓
「輸出業者のハイエース直接買取専門店」
こちらが弊社の主力の事業となります。
もし、あなたのハイエースが、下取りや買取で、その価値がドブに捨てられようとしているなら、必ず役に立てるページだと思います。
弊社では、
上の3つの障壁を破壊するために、
- 無駄な経費をかけず
- ハイエースのユーザーに、必要な情報を
- ネットを使って伝える
という方法を使っています。
もちろん、ハイエースの買取であれば、日本全国対応させていただいています。
このサービスを始めて、3年ほど経過しました。
はじめは、やはりかなりの広告費を使って、このページを紹介しきましたが、
おかげ様で、今では、広告費をほとんど使わずに、ハイエースのユーザーに、このページを見ていただけるようになりました。
その結果、かなりの確率でご満足いただける成果が出来てきています。
こちらは、弊社をご利用いただいたお客様の声のごく一部(ハイエース以外のお客様の声も入っています)となります。
もちろん、弊社以外にも輸出業者はございますので、あくまで選択肢としての一つとして入れていただければ嬉しいです。
少なくとも、本記事を読んでいただいたあなたが、価値のあるハイエースを、ディーラーの下取りなどで、その価値をドブに捨ててしまわない事を祈って、この記事を書き終えたいと思います。