ハイエースには
- ハイエースバン
- ハイエースワゴン
の2種類があります。
実は、買取相場において、この2種類には大きな違いがあります。
本日はその違いについてご説明していきます。
古ければ古いほど買取相場は ハイエースバン > ハイエースワゴン
一般的に、ハイエースバンもハイエースワゴンも、どちらも中古車として大変人気のある車ですので、他の車種に比べてリセールバリュー(再販価値)が高い車です。
そのため、新車に近い状態 ~ 5年落ち、10万km未満ぐらいの状態であれば、バンでもワゴンでも値段の落ち方に違いは有りません。
しかし、それ以上の状態(5年落ち、10万km以上)になると、ワゴンの方が値段の値下がり率が早くなってきます。
そして、古くなればなるほど、バンとワゴンの買取相場には大きな差が生まれます。
具体的には、
例えば、20年落ち、20万km程度走行した、100系のハイエースバンとハイエースワゴンを比較してみます。
下記は弊社での買取価格帯です。
20年落ち、20万km以上走行 | 最低価格帯 | 平均的買取価格 |
100系ハイエースバン | 17万5千円~ | 25万円前後 |
100系ハイエースワゴン | 7万円~ | 10万円前後 |
なぜ古いハイエースはバンの方が高くなるのか?
そもそも、ハイエース以外の一般的な車種では、20年落ち、20万km走行した車に、1万円以上の価値があること自体がほとんどありえません。
なぜなら、誰もそんな古い車を中古車として買おうと思わないからです。
しかし、なぜハイエースに限っては、上記のような金額で買取が可能なのでしょうか?
実は、ハイエースは発展途上国のような海外の国々で、異常なほどの人気を誇る特別な車だからです。
その理由は、ハイエースは、古くても、過走行でも、きちんとしたメンテナンス次第でまだまだ何十万kmも故障せずに維持できる車だからです。
新車を国内で生産し、次々と車を乗り換える日本のような国では、そんな古いものや過走行のものは、お金を出して買う物ではありません。
しかし、途上国では、車はそんなにポンポン乗り換えるようなものではありません。
一度購入した車は、エンジンが焼き切れるか、トランスミッションが故障して動かなくなるまで、乗り続けます。
そうすると、エンジンやトランスミッションのような主要な機関がめっぽう強く、足回りが頑丈なハイエースのような車に、圧倒的な人気が一点集中するのです。
また、海外では故障した車を中古部品を使って修理をしますが、供給量の少ない車のパーツはほとんど入って来ないため、中古部品が豊富にそろう人気車種にはさらに人気が集中します。
そのため、ハイエースは、輸出車両としてダントツの世界ナンバーの人気車種となったのです。
不名誉ですが、2007年より7年間の間イモビライザーが搭載されるまで、盗難車ナンバー1を走り続けていたことがそれを裏付けていますね。
バンがワゴンよりも海外でウケる理由は?
ハイエースが海外で人気になった理由は、”頑丈だから”という理由でした。
実は同じハイエースでも、バンとワゴンでは、若干その仕様が異なっています。
もちろんエンジンそのものも違うのですが、途上国の人々にとって、最も大きい違いは足回りの違いです。
例えば100系のハイエースワゴンは、サスペンションにコイルスプリングが使われています。
それに対して、ハイエースバンは、板バネが使われています。
つまりは、ワゴンは「乗り心地」優先で、バンは「耐久性」が優先されているのです。
途上国では、圧倒的に「耐久性」が重要視されますので、見た目は同じようなハイエースワゴンとバンでも、海外ではバンの方が圧倒的にウケているという訳なのです。
また、古ければ古い程、輸出される割合が高くなるため、古いければ古い程、バン > ワゴン という買取相場の構図になってくるという事ですね。
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