前回、新型コロナウイルスにより、中古車の買取相場が一部急落しているという件について記事にしました。
「相場が下がっているなら、もしかして今が買い時??」
と思われている方も少なくないでしょう。
では、今回は、「コロナ禍の今において中古車は買い時なのか」これについて説明していきたいと思います。
結論からすると「車種によります」
現在、コロナ禍で相場が下がっている車種は、輸出向けの車両です。
輸出に絡まない国内向けの中古車の相場は、ほとんど影響を受けていません。
どの車種が影響を受けているかについては「【緊急】新型コロナウイルスで車の買取相場の急落について」を確認してください。
「輸出に絡まないの車が影響を受けないのであれば、国内の中古車は関係ないのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、例えば、ハイエースバンなどは、輸出により大きな影響を受けていますが、もちろん、国内でも中古車として必要としている人は沢山いますね。
輸出が一部止まっているという事もあり、全体としてかなり今は相場が下がりお買い得の状態になっています。
当たり前ですが、海外で人気があるという事は、当然国内でも人気があるケースが多く、そのような車であれば、中古車を購入する上では今はチャンスです。
【注意】輸出向きの車として該当しても、安く買えるとは限らない
仮に、輸出向き車両として、相場が下がっていたとしても、安く買えるとは限りません。
今回のこの相場の下落は、誰しも予想が付いたことではありません。
むしろ、ほとんどの車関係者が、ほとんど予想していなかったというのが実情です。
なぜなら、コロナウイルスが日本国内で騒がれ始めたのは、2月中旬ぐらいだったと思います。
通常、株価をはじめとして、こういった”相場もの”は世間で騒がれ始めた時には、すでに影響を受けているか、場合によっては世間が気づくころには、むしろ影響を受け終わるというのが常です。
しかし、日本国内で学校の休校が始まったりと騒がしかった3月は、相場自体ほとんど変化が無かったのにも関わらず、急に4月の1週目に入ったとたんに急落したのです。
それも、崖から飛び降りるような急落でしたので、ほとんどの買取業者、中古車販売業者にとって、まさに寝耳に水状態の状態でした。
恐らく、多くの中古車販売店では、多くの在庫を3月中に仕入れてしまっているため、相場が急落したからと言って、すぐには販売価格を下げる事が出来ていないと考えれます。
こうした在庫を抱えている業者は、少なくありませんので、販売価格自体は、相場の急落を反映したものと、しないものが現在中古車の市場には混在しているのが現状です。
中古車選びは、この状況を理解した上で慎重に
輸出で人気のある車両を、今中古車で購入を検討しているのであれば、決して、一社の在庫を選ぶのではなく、数社で似たような車をピックアップして比較検討することをお勧めします。
決して、販売業者は不正をしているわけではありませんが、購入する側がその損害を被る必要はどこにもありません。
よく事情を理解して、お得に中古車を購入される事をお勧めします。