車を売る場所は、山ほどあります。大阪府内だけでも、”車を売れる場所”は何千カ所もあります。
その中から、ベストの買取先を選びたい・・・
誰もが一度は思います。
例えばあなたのお知り合いの中にに、とても車の買取業界の事に詳しい友人がいたとします。
その友達に、
「大阪で車を売るならどこがいいの??」
と質問したとします。
この質問に「大阪だったら○○やろ!」
と誰もが答える店舗があればいいですよね??
残念ながら、この質問では、どんなに業界に精通した人でも答える事はできません。
だって、そんな質問の答えがあるなら、
そのお店以外の買取屋さんは、とっくに潰れてしまっているはずですよね??
残念ながら、どんな車が来ても、本当に一番高く買ってくれるお店は、日本全国どこを探しても100%存在しません。
ではここで、質問を変えてみます。
例えば
「大阪で、年式が○○年式、走行距離○○kmの○○(車種)を売るならどこが一番いい?」
タイトルに書いた、3つの項目とは、ズバリこの3つです。
- 年式
- 走行距離
- 車種
どんな車でも、いつでも最高の金額を出す買取店など存在しません。
それぞれの買取店で、得意とする車は異なります。
もちろん、細かく分けるときりがありませんが、
この3つの項目をハッキリさせておくことで、本当にあなたの車に最も良い買取業者を最短距離で選ぶ事ができます。
もし、質問した知り合いの人が本当に車の買取業界について、わかっている人なら、
「だったら、○○がいいんじゃないか??」という答えが返ってくるはずです。
ただ、残念ながら、あなたの知り合いに、これをちゃんと教えてくれる人はなかなかいないでしょうね。
よほどの信頼関係が無ければ、「俺がその車買ってやるよ」と言われるのがオチですからね。
そこで、今回は、車の売り先を絞り込むための、方法をこれでもか!という程詳細に伝授していきましょう。
車のベストな買取先は、車ごとに違うのです!
一般の人が車の売るにはどんな場所があるのでしょうか??
ほとんどの人が、車を売る場所として思いつく、売り先はこの3つです。
- ディーラーの下取り
- 車の買取専門店
- 中古車販売店
しかし、実は、こんな売り先もあります。
- 車の解体業者
- 中古車輸出業者
いずれの場所も、基本的にどんな車でも、値段を気にしなければ売る(または処分してもらう)事は可能です。
ただ、当然ですが、それぞれ事業形態が異なるので、欲しい車は異なります。
まずはそれぞれの特徴について、簡単に説明します。
ディーラーの下取りの特徴
事業形態
引き取った車を、そのまま業者のオークションに転売する。買取をする目的はあくまで、新車を売るために、古い車を処分する事。そのため、積極的な買取はしない。低年式、過走行、状態の悪い車の場合、買取を拒否したり、処分料を請求する場合もある。
欲しい車
基本的にディーラーが欲しがる中古車はありません。高年式で、低走行距離で、修復歴のない上質な中古車は、ディーラー系の中古車販売で直接販売する事もあるが、特段それを高い値段で買い取るわけではない。
車の買取専門店について
事業形態
ディーラーと同じく、買取した車のほとんどを業者オークションで転売する。しかし、最近では、高年式・低走行距離で、修復歴のない上質な中古車を、店舗にそのまま展示し、直接販売する店舗が増えてきている。「ディーラーよりも高く売れる」というコンセプトが買取専門店のはじまり。
基本的にはなんでも買取屋さんではあるが、あまりに低年式、過走行等、状態の悪い車の場合、買取を拒否したり、処分料を請求されるケースもある。
欲しい車
基本的に、オークションで売却する事が目的のため、オークションで値段のつく車であれば、基本的になんでも欲しがります。
ただ、どの買取店も、「ディーラーの下取りよりは高く買う」が転売先はほぼオークションなので、ビジネスモデルは全く同じで違いはない。客次第、車次第で査定金額は異なるが、限界価格はどこも似たり寄ったりになる。
中古車販売店
事業形態
販売する中古車の下取りで買取する場合もあれば、買取専門店のように積極的に買取する場合もある。良質な中古車が入れば、店頭に展示して、積極的に販売する。すぐに買い手がつかなさそうな車はオークションに転売したり、値段が付かなそうな車は、解体屋さんや、輸出業者に転売する。
欲しい車
中古車として人気のある車、良質な中古車。即転売可能な車を欲しがります。しかし、通常そのような車が運よく、入ってくることはあまり無いので、そのような車をオークションで仕入れて、店頭に展示している。
車の解体屋さん
事業形態
買取業者や、中古車販売店、(一部の)新車ディーラー、個人のお客さんから引き取った車の内、オークションで値段が付かないような車を引き取って、解体する。それを中古パーツとして販売したり、残った鉄をスクラップにして転売する。
欲しい車
オークションでは値段のつかないような、誰も欲しがらない車。簡単に修理できそうにない事故の現状車。中古車としては売れない、排気量の大きいの大きい車。パーツとしての需要のある車。
中古車輸出業者
事業形態
業者のオークション、中古車販売店や買取業者、(一部の)ディーラー、(一部の)個人のお客さんから海外で需要のある車のみを仕入れて、海外へ輸出する。
欲しい車
基本的には、低年式または、過走行で、国内での需要が落ちて、価格が落ちてきた乗用車。商用バン、トラックやマイクロバス、一部の軽トラック等々。得意としている輸出先により、車種や状態は異なる。海外人気車両の一覧はこちらをご覧ください。
ベストの売り先を選ぶためには
基本的に、どんな車でも、上に挙げた業者であれば、どの事業形態であっても、買取または処分は可能です。
しかし、例えば、売り先を選ばずに不適切な場所で売ってしまうと・・・
- 国内でも海外でも需要の無い車を買取店に売る ➡ オークションに出品される ➡ 解体屋が買う
- 国内で人気のある中古車を輸出業者に売る ➡ オークションに出品される ➡ 中古車販売店が買う
- 海外でしか需要のない車を、中古車販売店に売る ➡ オークションに出品される ➡ 輸出業者が買う
最終的には、行くべき場所に行くのですが、間に複数の業者が入り、無駄な手数料や陸送費がかかるため、初めに車を売った人が一番の損をしてしまう事になります。
だから、それぞれの車に応じた適切な売り先を、初めから選ぶ事が、ベストな買取店を選ぶ唯一の道といえるでしょう。
(車の状態別)大阪のおすすめの車の買取店舗
では、それぞれの車に応じた最適の売り先は、具体的にどこなのか??実際に大阪府内にある店舗情報も含めて紹介していきます。
下記の5つのパターンに分けて紹介していきます。
- 使用年数が10年未満、かつ走行距離が10万km未満で修復歴の無い乗用車
- 使用年数が10年未満、かつ走行距離が10万km未満で修復歴の有る(かもしれない)乗用車
- 使用年数が10年以上、または走行距離が10万km以上の乗用車
- 商用バン、トラック(小型)、マイクロバス
- トラック(大型)、大型バス
使用年数が10年未満、かつ走行距離が10万km未満で修復歴の無い乗用車
新しければ、新しく、状態がよければ良いほど、こういった車のほとんどは日本国内で中古車として再販売される可能性が極めて高いです。そのため、中古車の買取とそれを直接販売している売り先がベストの売り先となります。
オススメの売却先
このような車のベストな販売先(方法)は
- 車買取専門店(買取車両を展示販売しているお店に限る)
- 中古車販売店(買取を積極的に行っているお店に限る)
- 車の一括査定※
※ このような車の場合、車の一括査定は有効な手段ですが、かなりの危険性を伴うため、安易な利用は避けましょう。車の一括査定にともなう危険性についてはこちらの記事を参考にしてください。
該当する売却先(方法)の一覧について
- 大阪府の車買取の店舗情報(一覧):カーセンサーより
- 車一括査定は危険を伴うため、リンクは貼りませんが、ネット上にたくさんありますので、ご自身の責任においてご利用下さい。
このような車の場合のNGの売却先
- 輸出業者(一部特殊な車両は除く)
- 車の解体業者
- ディーラーの下取り
使用年数が10年未満、かつ走行距離が10万km未満で修復歴の有る(かもしれない)乗用車
修復歴の有無により、車の買取金額は大幅に変わります。これにより、売却先の選択にも大きな影響を与える場合があります。修復歴についての詳しい説明はこちらの記事を参考にしてください。
最も重要なポイントは、「修復歴で価格が下がるのは日本国内独特の価値観である」という点です。そのため、修復歴が有る車の場合は、修復歴という概念があまりない海外への輸出も選択肢に入れる事をおすすめします。
オススメの売却先
このような車のベストな販売先(方法)は
- 車買取専門店(買取車両を展示販売しているお店に限る)
- 中古車販売店(買取を積極的に行っているお店に限る)
- 車の一括査定※
- 中古車輸出業者
※ このような車の場合、車の一括査定は有効な手段ですが、かなりの危険性を伴うため、安易な利用は避けましょう。車の一括査定にともなう危険性についてはこちらの記事を参考にしてください。
該当する売却先(方法)の一覧について
-
- 大阪府の車買取の店舗情報(一覧):カーセンサーより
- 車一括査定は危険を伴うため、リンクは貼りませんが、ネット上にたくさんありますので、ご自身の責任においてご利用下さい。
- ハイエースの買取専門店ボロボロエースカウカウ(買取を積極的に行っている輸出業者)
このような車の場合のNGの売却先
- 車の解体業者
- ディーラーの下取り
使用年数が10年未満、かつ走行距離が10万km未満で修復歴の有る(かもしれない)乗用車
修復歴の有無により、車の買取金額は大幅に変わります。これにより、売却先の選択にも大きな影響を与える場合があります。修復歴についての詳しい説明はこちらの記事を参考にしてください。
最も重要なポイントは、「修復歴で価格が下がるのは日本国内独特の価値観である」という点です。そのため、修復歴が有る車の場合は、修復歴という概念があまりない海外への輸出も選択肢に入れる事をおすすめします。
オススメの売却先
このような車のベストな販売先(方法)は
- 車買取専門店(買取車両を展示販売しているお店に限る)
- 中古車販売店(買取を積極的に行っているお店に限る)
- 車の一括査定※
- 中古車輸出業者
※ このような車の場合、車の一括査定は有効な手段ですが、かなりの危険性を伴うため、安易な利用は避けましょう。車の一括査定にともなう危険性についてはこちらの記事を参考にしてください。
該当する売却先(方法)の一覧について
- 大阪府の車買取の店舗情報(一覧):カーセンサーより
- 車一括査定は危険を伴うため、リンクは貼りませんが、ネット上にたくさんありますので、ご自身の責任においてご利用下さい。
- ハイエースの買取専門店ボロボロエースカウカウ(買取を積極的に行っている、輸出業者)
このような車の場合のNGの売却先
- 車の解体業者
- ディーラーの下取り
商用バン、トラック(小型2トン以下)、マイクロバス
小型の商用車や、トラック、マイクロバスは、海外ではとても重宝されています。日本では考えられないような過走行の廃車のような車でも、驚くような金額で取引される場合もあります。
オススメの売却先
このような車のベストな販売先(方法)は
- 中古車輸出業者(古めのもの)
- 買取専門店(新車に近い状態のもの)
- 中古車販売店(新車に近い状態のもの)
- 一括査定(新車に近い状態のもの)
商用車の場合、新車に近い場合は、国内でも中古車としての需要があるため、新しめの乗用車と同様に、国内業者に売却する事をおすすめします。
しかし、すこしでも古くなると、断然海外勢が強くなりますので、輸出業者をおすすめします。
該当する売却先(方法)の一覧について
- ハイエースの買取専門店ボロボロエースカウカウ(買取を積極的に行っている輸出業者)
- 大阪府の車買取の店舗情報(一覧):カーセンサーより
- 大阪府の車買取/車査定 | 中古車売却の取扱店舗一覧 :Goo買取
- 車一括査定は危険を伴うため、リンクは貼りませんが、ネット上にたくさんありますので、ご自身の責任においてご利用下さい。
このような車の場合のNGの売却先
- ディーラーの下取り
- 車の解体業者
トラック(大型)、大型バス
大型のトラックやバスは、一般の中古車業者や、買取業者では取り扱えません。なぜなら、査定の方法が、乗用車と大きく異なるからです。このような場合、バスやトラックの買取を専門にしている業者をおすすめします。
オススメの売却先
このような車のベストな販売先(方法)は
- バス・トラック買取専門業者
該当する売却先(方法)の一覧について
-
トラック買取navi.com (トラックやバスの買取先を集めたリンク)
このような車の場合のNGの売却先
- ディーラーの下取り
- 車買取専門店
- 中古車販売店
- 車の解体業者