2018年(平成30年)になり、エコカー減税の対象となる車の基準は厳しくなっちゃました。
でも、その代わり、今まで、ややこしかった概要がスッキリ爽快にわかりやすくなりましたよ!
今後、現行のエコカー減税が終了するまでの期限内に、新車購入を検討しているあなた向けに、
これまで、とても分かりにくかった、「エコカー減税」「グリーン化特例」を徹底解剖しましたので、是非ご一読ください。
エコカー減税とは?
一定の燃費基準を満たしている車に対し、
- 自動車取得税※1
- 重量税※2
をその能力性能に応じて、減税する制度
※1自動車取得税とは
新車の場合は、購入時の諸費用にまぎれて、(知らない間に??)取られている税金です。
中古車の場合も、名義変更の登録時の際に徴収される場合があります。
取得税の計算方法についてはこちらが参考になります。
※2重量税とは
車の重量に応じて決まる税金(軽自動車は定額です)です。
車検の時に、どさくさにまぎれて徴収されるやつですね。新車の場合は、諸費用の中できっちり取られているはずです。
「重量税の早見表」にて、あなたの車の重量税を確認しておきましょう。
グリーン化特例とは?
一定の排ガス基準や、燃費基準を満たしている車に対し
- 自動車税※3
をその能力性能に応じて、減税する制度
ただし、減税されるのは、新車登録された翌年の自動車税となります。
※3自動車税とは
4月1日時点で、廃車していない車を持っている人にかかる税金です。
車検とは別に、毎年5月頃になると、請求が来る不幸の手紙みたいな例のやつですよ。
わかりますかね??
減税されるのが、翌年の自動車税になる理由は、年度の途中の登録でも、丸々1年分の減税をするためという理由でしょうね。
あなたの車の自動車税はいくらか??「自動車税をサクッと調べるページ」で確認してみてくださいね。
それにしても、エコカー減税、グリーン化特例、わざわざ名前を分ける意味はあったのでしょうか??なぜ日本政府はこうも、一般市民をかく乱しようとするのでしょうか?
謎ですね。
エコカー減税・グリーン化特例の期間はいつまで
2018年(平成30年)の現行のエコカー減税・グリーン化特例の対象期間は次のようになっております。
エコカー減税の対象期間
- 自動車取得税・・・平成30年4月1日から平成31年3月31日 です。
- 重量税・・・平成30年5月1日から平成31年4月30日 です。
この期間に新車新規登録を行った場合に適用となります。一部のエコカーの重量税については、その次の車検時も適応される場合があります。
つまり、減税といっても、基本的には最初の1回(一部は2回)の税金が減税されるという事ですよ。毎回減税されるわけではありません!!ここを勘違いしてはいけませんね。
グリーン化特例の対象期間
- 自動車税・・・平成29年4月1日から平成31年3月31日 です。
この期間に新車登録を行った場合、その翌年度の自動車税が減税されます。
こちらも減税されるのは1回こっきりです。
エコカー減税対象車(グリーン化特例対象車)とは
2018年(平成30年)の現行のエコカー減税、グリーン化特例の対象車は非常にシンプルになっておりますよ!
次のいずれかに該当する車です。
- 電気自動車
- 燃料電池自動車
- 天然ガス自動車(平成21年排ガス規制Nox10%以上低減又は平成30年排ガス規制適合)
- プラグインハイブリッド自動車
- クリーンディーゼル乗用車(平成21年排ガス規制Nox10%以上低減又は平成30年排ガス規制適合)
- 平成32年度燃費基準+50%達成車
- 平成32年度燃費基準+40%達成車
- 平成32年度燃費基準+30%達成車
- 平成32年度燃費基準+20%達成車
- 平成32年度燃費基準+10%達成車
- 平成32年度燃費基準達成車
以上です。
(朗報)平成27年燃費基準+○○%達成車は、現行の新車には存在しないので、無視して結構です!
ビッグ減税車とスモール減税車について
これは正式名称ではありませんが、この後の減税率の説明をするにあたり、
このサイトでは、エコカー減税(グリーン化特例)の対象車を二つのカテゴリーに分けています。
それぞれの対象は次のようにしました。
ビッグ減税車とは
- 電気自動車
- 燃料電池自動車
- 天然ガス自動車(平成21年排ガス規制Nox10%以上低減又は平成30年排ガス規制適合)
- プラグインハイブリッド自動車
- クリーンディーゼル乗用車(平成21年排ガス規制Nox10%以上低減又は平成30年排ガス規制適合)
- 平成32年度燃費基準+50%達成車
ビッグ減税車については、一律の減税率が適応となります。
スモール減税車とは
- 平成32年度燃費基準+40%達成車
- 平成32年度燃費基準+30%達成車
- 平成32年度燃費基準+20%達成車
- 平成32年度燃費基準+10%達成車
- 平成32年度燃費基準達成車
となります。スモール減税車は、それぞれの燃費基準のパーセンテージに応じた減税率が適応されます。
車種毎のエコカー減税対象車(グリーン化特例対象車)
全てのメーカーのすべての対象車を列挙してみたら、とんでもないボリュームになってしまったので、
これについては、別記事にまとめました。
「各メーカーの新車の”エコカー減税対象車”と減税率【平成30年度最新版】まとめ」
の記事で、自分の狙っている車が対象であるかどうか、
また、その減税率がどの程度なのか、確認してみくださいね。
エコカー減税・グリーン化特例の概要(減税率の表)
2018年(平成30年)度にはいり、とてもシンプルにまとめる事ができたので、
下記の表をみてください。
乗用車(普通車の場合)
エコカー減税 | グリーン化特例 | |||
取得税(減税率) | 重量税(減税率) | 自動車税(減税率) | ||
ビッグ減税車 | 100% | 100%×2回 | 75% | |
スモール減税車 |
+40%達成車 | 100% | 100%×2回 | 75% |
+30%達成車 | 80% | 75%×1回 | 75% | |
+20%達成車 | 60% | 75%×1回 | 50% | |
+10%達成車 | 40% | 50%×1回 | 50% | |
(+0%)達成車 | 20% | 25%×1回 | 減税なし |
乗用車(軽自動車の場合)
エコカー減税 | グリーン化特例 | |||
取得税(減税率) | 重量税(減税率) | 自動車税(減税率) | ||
ビッグ減税車 | 100% | 100%×2回 | 50% | |
スモール減税車 |
+40%達成車 | 100% | 100%×2回 | 50% |
+30%達成車 | 80% | 75%×1回 | 50% | |
+20%達成車 | 60% | 75%×1回 | 25% | |
+10%達成車 | 40% | 50%×1回 | 25% | |
(+0%)達成車 | 20% | 25%×1回 | 減税なし |