ご存知でしょうか?? ハイブリッド車としての不動の人気を誇るプリウスですが、 実は、中古車としても恐ろしい程の人気がある事を。 高年式で、走行距離も短い、程度の良いプリウスが中古車として人気がある事は 簡単に想像ができます。 しかしながら、一見すると、誰が見ても廃車のようなプリウスであったとしても、中古車の業者間においては驚くような金額で取引されています。 例えば、10年落ち、20万kmを超えたプリウス。 もし、あなたは、これが中古車屋さんの店頭で10万円の値がついて売られていたとしたら・・・ 欲しいでしょうか? ハイブリッド車と言えど、さすがにここまで古いと、「たかが10万円されど10万円」 ですよね?? 残念ながら、日本国内においては、10万円ものお金を出して、こんな古い車を買う人はなかなかいません。 しかし、こんなプリウスでも、業者間では10万円程度で取引されることが多々あります。 一体なぜでしょうか???
廃車のプリウスが高値で取引される理由
ハイブリッド車といえど、10年または10万kmを超えると、中古車としての価値はほとんどなくなります。 その為まだまだ調子が良くても、「廃車」という呼び方をされるようになります。 そんな廃車のプリウスが業者間で高値で取引される理由は・・・ 「途上国において、人気に火がついて来たから」 に他なりません。 ハイブリッドでない廃車の多くが途上国に輸出される事は有名です。 しかし、中古のハイブリッド車はこれまでほとんど海外に輸出される事はごくまれでした。 その理由は、修理の技術不足や、中古パーツの不足といった問題があったからです。 しかし、圧倒的な燃費の良さから、数年かけて、ハイブリッド車は徐々に浸透してきており。 それに伴って、修理の技術や中古パーツ不足の問題が解消されつつあります。 そして、昨年あたりから、多くの国で中古のハイブリッド車が輸出されるようになってきました。 この急激な海外需要の変化で、国内の業者間取引の相場が2016年のここ最近で大きく上昇しています。 その為、だれが見ても廃車のようなプリウスが、業者間で10万円以上で取引されることが増えてきているのです。 では、プリウスの買取・下取り相場はどうなのか?? 上がっているのかどうか? ここで、イエローブックと呼ばれる「中古車査定協会」が発行する。車の買取価格の基準となる価格を見てましょう。
プリウスの一般的な買取・下取り相場
平成27年式 (※走行距離1.5万kmと仮定)
型式 | グレード | 基準価格 | 修復歴ありの場合 |
DAA-ZVW30 | Gツーリングセレクション | 152.8 | 134.4 |
G | 138.3 | 120.7 | |
Sツーリングセレクション | 134.3 | 117.0 | |
S | 119.3 | 103.0 | |
L | 110.5 | 94.8 |
平成26年式 (※走行距離2.5万kmと仮定)
型式 | グレード | 基準価格 | 修復歴ありの場合 |
DAA-ZVW30 | Gツーリングセレクション | 136.5 | 119.1 |
G | 128.0 | 111.1 | |
Sツーリングセレクション | 119.0 | 102.7 | |
S | 106.0 | 90.6 | |
L | 98.3 | 83.4 |
平成25年式 (※走行距離5万kmと仮定)
型式 | グレード | 基準価格 | 修復歴ありの場合 |
DAA-ZVW30 | Gツーリングセレクション | 119.0 | 102.6 |
G | 107.0 | 91.4 | |
Sツーリングセレクション | 103.0 | 87.7 | |
S | 92.0 | 77.5 | |
L | 84.7 | 70.8 |
平成24年式 (※走行距離6万kmと仮定)
型式 | グレード | 基準価格 | 修復歴ありの場合 |
DAA-ZVW30 | Gツーリングセレクション | 104.6 | 89.2 |
G | 94.3 | 79.6 | |
Sツーリングセレクション | 90.3 | 75.9 | |
S | 80.6 | 66.9 | |
L | 74.8 | 61.7 |
平成23年式 (※走行距離8万kmと仮定)
型式 | グレード | 基準価格 | 修復歴ありの場合 |
DAA-ZVW30 | Gツーリングセレクション | 75.3 | 61.5 |
G | 64.5 | 51.7 | |
Sツーリングセレクション | 64.0 | 51.2 | |
S | 54.8 | 42.8 | |
L | 50.5 | 38.9 | |
ZVW20 | EX | 23.5 | 14.8 |
平成22年式 (※走行距離9万kmと仮定)
型式 | グレード | 基準価格 | 修復歴ありの場合 |
DAA-ZVW30 | Gツーリングセレクション | 64.7 | 51.9 |
G | 55.0 | 43.0 | |
Sツーリングセレクション | 55.0 | 43.0 | |
S | 46.2 | 35.0 | |
L | 43.0 | 32.0 | |
ZVW20 | EX | 16.0 | 8.3 |
平成21年式5月~ (※走行距離9万kmと仮定)
型式 | グレード | 基準価格 | 修復歴ありの場合 |
DAA-ZVW30 | Gツーリングセレクション | 57.0 | 44.9 |
G | 48.0 | 36.7 | |
Sツーリングセレクション | 48.5 | 37.1 | |
S | 40.0 | 29.5 | |
L | 38.0 | 27.7 | |
DAA-NHW20 | EX | 11.0 | 4.1 |
平成21年式~5月 (※走行距離10万kmと仮定)
型式 | グレード | 基準価格 | 修復歴ありの場合 |
DAA-NHW20 | Gツーリングセレクション | 32.2 | 22.5 |
G | 27.7 | 18.5 | |
Sツーリングセレクション | 20.7 | 12.4 | |
S | 15.2 | 7.6 | |
S スタンダードPKG | 0 | 0 |
平成20年式 (※走行距離11万kmと仮定)
型式 | グレード | 基準価格 | 修復歴ありの場合 |
DAA-NHW20 | Gツーリングセレクション | 24.5 | 15.7 |
G | 19.8 | 11.5 | |
Sツーリングセレクション | 13.3 | 5.9 | |
S | 9.3 | 2.5 | |
S スタンダードPKG | 0 | 0 |
平成19年式 (※走行距離12万kmと仮定)
型式 | グレード | 基準価格 | 修復歴ありの場合 |
DAA-NHW20 | Gツーリングセレクション | 14.2 | 6.7 |
G | 10.7 | 3.7 | |
Sツーリングセレクション | 5.2 | 0 | |
S | 2.5 | 0 | |
S スタンダードPKG | 0 | 0 |
平成18年式 (※走行距離12万kmと仮定)
型式 | グレード | 基準価格 | 修復歴ありの場合 |
DAA-NHW20 | Gツーリングセレクション | 5.5 | 0 |
G | 3.0 | 0 | |
Sツーリングセレクション | 1.2 | 0 | |
S | 1.2 | 0 | |
S スタンダードPKG | 0 | 0 |
~平成17年式 (※走行距離12万kmと仮定)
型式 | グレード | 基準価格 | 修復歴ありの場合 |
DAA-NHW20 | Gツーリングセレクション | 0 | 0 |
G | 0 | 0 | |
Sツーリングセレクション | 0 | 0 | |
S | 0 | 0 | |
S スタンダードPKG | 0 | 0 | |
NHW11 | 全グレード | 0 | 0 |
NHW10 | 全グレード | 0 | 0 |
ボロボロエースカウカウのプリウスの買取事例について
なぜ!??古いプリウスの相場が極端に安くなる理由について
今回使用したイエローブックは、日本自動車査定協会が独自の調査で、「国内の中古車業者間の取引価格」を元に作成している、言わば、国内中古車の査定価格の絶対基準とも言える基準です。 しかし、見ての通り、使用年数が10年、走行距離が10万kmに達すると、ほぼすべてのプリウスで基準の価格が0円となります。 仮に、何の問題もなく、まだまだ使用できるものであっても、「廃車」という扱いになるわけです。 この背景には、「このような下がり方をしないと困る」という世界一の車生産国である日本の車業界ならではの複雑な事情があります。(詳しくは先のリンク先で説明しています)。
業者は引き取った「廃車」のプリウスをどう処分しているの?
例えば、ディーラーや廃車の回収業者などは、このような価値のない「廃車」と呼ばれるプリウスをどう処分しているのでしょうか? 上にも書きましたが、日本では全く価値の無い廃車のプリウスですが、ひとたび海を越えると、世界中の人々が憧れる「日本の最新技術を備えた、超低燃費高級車」に生まれ変わるのです。 しかし、ディーラーや回収業者は直接輸出をするわけではありません。 業者のオークションに出品し、それを輸出業者に競り落とさせるのです。 こうして、廃車のプリウスは適正な価格(ほぼゼロ円)で引き取られ、輸出業者の取り合いにより高値(10万円以上)で売却されているのです。
どうすれば古いプリウスに最大限の価値を付ける事ができるの?
では、古くなったプリウスに、最大限の価値を付けるにはどのようにすればいいのでしょうか? そうです。 輸出業者に直接売ってしまえばいいのです。 しかしながら、エンドユーザーから直接車の買取をしている輸出業者はほとんどありません。 弊社は、特定の海外人気車種のみを全国から集めている、国内でもほとんど例のない直接買取をしている輸出業者です。
ボロボロエースカウカウの直近の買取事例
全国どこからでも買取可能
ボロボロエースカウカウの営業所は大阪吹田市の営業所のみですが、全国どこからでも買取は可能です。
大阪近郊の場合
問い合わせ
電話による概算査定(無料)
出張または持込み査定(無料)
お支払(現金)車両お引き取り(無料)
遠方の場合
問い合わせ
電話またはメールによる概算査定(無料)
写真による査定(無料)
書類郵送(お客様→弊社)
お支払(振込み)
ナンバー郵送(必要な場合)
車両お引き取り
(陸送会社を使い、費用は弊社負担)
ボロボロエースカウカウへの問い合わせ|メールまたは電話で概算査定
電話またはメールによる概算査定ができます。(もちろん無料です)
日本全国どこからでも対応可能です
ボロボロエースカウカウ フリーダイヤル
「プリウスの概算査定の件で」とお伝えください。
※しつこい後追い電話等は一切ございません。
また下記問い合わせフォームより
輸出業者に売った方がいいプリウス。そうでないプリウスの見分け方
輸出向けのプリウスとは?
- 初代プリウス(NHW11)または2代目プリウス(20系ーNHW20)
- 3代目(30系ーZVW30)プリウスで走行距離が10万km以上のもの
- 3代目(30系ーZVW30)プリウスで修復歴があるもの
輸出に向かないプリウス
- 新車登録から使用年数が3年未満のプリウス
- 高年式(5年以内)かつ低走行距離(7から8万km以内)で修復歴のないプリウス
中古車として十分価値のあるプリウスの売り方
上記のように、古めのプリウスは海外での需要が強く、日本国内で売却するよりも海外向けに売却する方が価格がよくなります。
逆に年式があたらしく、まだまだ国内での中古車としての需要が見込めそうなプリウスの場合は、国内の業者を数社選択して、必ず価格比較をしながら売却することをおすすめします。
プリウスに特に力を入れている国内買取業者については、下記の記事が非常に参考になります。
なお、こちらのウリドキは、一般的な中古車の一括査定とは少し異なる買取業者が集まっています。
最大10社に一括で見積もりを取ることが可能です。
一般的な車の一括査定が苦手な人は、こちらの一括査定を選択肢にいれてもいいかもしれません。
プリウスの売り方まとめ
- それぞれのプリウスに応じた売り方を選ぶ事
- プリウスは海外で人気に火がついてきている車
- 輸出業者という選択支がある事を知っておく事
- なんでもかんでも一括査定はNG